「オノマトペ」という言葉を知っていますか。
オノマトぺとは日本語でいう擬音語の事です。
先日、友達とデザートにタピオカクレープを食べに行った際、
「ふわふわ」という表現に困りました。
「Fluffy」という表現であることは知っていましたが、
なんか伝わらないなとその時一緒にいた日本人の友人と話をしていました。
「Fluffy」は元々綿毛のふわふわ感を表すもので、
タピオカ特有のもちもち感のあるふわふわではないのです。
「もちもち」は英語で「chewy」ですが、
これは髪切れないほどのもちもちを表現するものです。
日本の言葉って本当に正確に英語に訳せないものが多いなと改めて感じました。
その場には、チリ人、ブラジル人、メキシコ人の子が他にいたのですが、
日本語のオノマトペをとっても気に入ったみたいで、
色々と聞かれました。
皆さんはこの違いを英語で言えますか?
「キラキラ」
「ピカピカ」
星の「キラキラ」は「twinkle」
宝石の「キラキラ」は「glitter」
「ピカピカ」は「blink」
では、「ピカ」っと光るだけなら?
答えは「Flash」です。
そう日本語の表現って同じ言葉でも様々な用途があるんですよね。
もちろん英語も一つの単語で様々な意味を表現しますが、
どうしても英語に訳しにくい表現が多いのが日本語だと思います。
以前、オーストラリアにいた時も「さっぱり」の英語が思いつかなくて困った事があります
味の「さっぱり」
「さっぱり」わからない
「さっぱり」する
「さっぱり」見えない
これ英語で表現するの大変じゃないですか。
plainly、simply、whole、entirely、all、completely、totally、at all
などの表現があります。
これを状況に合わせて使い分けなければいけないのですが、
日本語は一言「さっぱり」で済んでしまうんです。
日本語をベースにすると英語にするのが大変ですが、
英語がベースだと日本語は一つ。
なんか変な感じですよね。
私はオノマトペと副詞に関して質問されるとどうしても困ってしまいます。
なのでいつも日本語をオーストラリアで教えている友人に確認するのですが、
説明がいつも難しくって理解する前に挫折してしまいます。
しかもそれを英語でまた説明するって・・・
海外で日本語を教えている人を尊敬します。
私には絶対、日本語教師にはなれないなと思った瞬間でした。
ちなみに、ポルトガル語でもスペイン語でも
「オノマトペ」という言葉自体は伝わるので、
皆さんも友人たちと話してみてはいかがですか。
手始めに各国の犬の鳴き声の表現から入ってみると面白いと思いますよ!
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