症状が出たら自宅待機に限ると私は思う~YMS編

最近の皆様の関心は何でしょうか。

やはりイギリス国内のコロナウィルスでしょうか。

現在イギリスの国内感染者数は400人を超えているそうです。

以前はイタリアやイラン、日本より帰国した人に発症していたようですが、

現在は市中感染も見られるそうです。


さて、この原因とはいかに。

※以下元看護師としての個人的見解です。

一番はこれらの特定の地域を訪問した人が自分はかかっていない、症状がないという自覚と共に市中にいるという事。

また自分がかかるはずがない、今ある咳や鼻水等は別の疾患であり、コロナとは関係ないと思い市中にいるという事。

そして、鼻水や咳があり、熱もあるのでしんどいので病院に行きたいと公共交通機関を使用して市中の病院に行く事。


自宅でコロナウイルスにかかっているかどうかなんて判断できませんよね。

ましてやその地域に行っていないから自分は大丈夫という思い。

それ、この市中感染が広がっている今一番危険な考えだと私は思います。

そして自分はこういう症状があってしんどいんだから病院は見てくれるという思い。

元看護師としての意見としては、迷惑以外の何物でもないです。


病院は確かに病気を見て治療を行いますが、
万能ではありません。

ましてや今回のようなコロナウイルスの場合、国の指針としてNHSへ連絡しなさいと言われている以上、その辺のGPでは何の対応もできません。
実際コロナウイルスかどうかの判断もできないのです。

※日本でさえ保健所管轄で検査を実施しているレベルなのに、イギリス国内にそんな検査キットが流通しているはずがないでじゃないですか。

そして何より、その人が十分な設備のない病院を来院する事で起きる影響を考えてください。


まずあなたが病院に向かう際、自宅から病院が遠い場合、公共交通機関を利用します。
この時点でどれだけの人に接触するでしょうか。もしそれが朝の通勤ラッシュの時間帯ならばどれだけの人があなたの行動一つで感染の危機にさらされるでしょうか。そして、病院に到着します。待合室には元々糖尿病や心疾患を持った患者達が自分の薬のために診療を待っています。同じ空間にいるだけでコロナウイルスはどれだけの人に感染するでしょうか。そしてNHSではなくGPは十分な防護服を使用できるような設備がない状態での診療であなたを診療する医師、看護師の人が感染しないリスクはあるのでしょうか。喉の診療をした際にあなたが咳き込んだことでその空気を吸い込んだ医師や看護師。これにより感染したとして、その後基礎疾患(糖尿病や心臓病等)を持った患者の多くを診療することでどれだけの患者にリスクを与えているでしょうか。この患者達が街中へ帰っていくことで市中にどれだけの感染源となっているでしょうか。


もちろんそのエリアを訪れた事、その症状が出てしまった事、それは今更言ってもしょうがないことです。

その上で病院に行きたくなる気持ちも分かります。

一人が家でいたところで同じような人が外に出ていたら結局。なら自分も外に出たって一緒でしょ、病院はそういうのをみてくれるところなんだからという考え。

そういう人が100人中100人いたらそこは一生改善なんてしないでしょう。

だって順番に感染が広がって一人が治りました、でもまた別の人からうつりましたってなったらそのサイクルはいつ消えるのでしょうか。


100人中1人が同じ考えだとして一人が100人にうつす速度は同じかもしれません。

ただ、100人中そう考える人が1人でその人が治り、他の99人がうつさないように自宅待機をしていたら次はだれにうつりますか?

うつる人がいないのであればそれはいつか終息しますよね。

最終的にゼロになりますよね。


正直医療は万全ではありません。
今回のコロナウイルスに関しては完全な治療薬が発見されていません。

ならなおさら自宅で療養して周りへの感染を少しでも減らす努力をした方が早く終息するのではないでしょうか。

また熱、咳、くしゃみの症状に対しても現時点では対処療法しかありません。

有効な抗生物質があるわけでもないのです。

なら正直病院に行くまでの体力を使うよりも、市中にいる人の感染リスクを上げるよりも

自宅でゆっくり療養していた方が改善が早いのではないでしょうか。

ましてや日本人の場合、元々の栄養状態が悪いような生活をしているわけではないと思います。

実際、あれだけ感染率が急激に上がったにかかわらず、日本国内における致死率や重症化はそんなに高くないそうです。

それはやはり衛生環境への配慮、栄養状態が良いために基礎免疫作用が強いことが良い働きをしているのではないでしょうか。

私はこのような症状が出た場合、指定されている地域を既に訪れた場合、

必要最低限の外出(命にかかわるような事態)以外は自宅療養をお勧めいたします。

周りへの不必要な感染拡大、自分の体力、体調悪化の防止、免疫作用回復のためにも有効な方法だと思います。


※これは私が以前お世話になっている病院の先生方があげている情報を元に元看護師なりに判断した意見です。推奨するものでもなく、あくまで個人的見解ですので一切の責任は負いませんのでご了承くださいませ。


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Working Holiday in IRELAND

アイルランドでワーホリ生活 定番のオーストラリアやカナダに比べて圧倒的に情報数が少なくて既に挫折しそうな毎日。 そんな私が同じ様に悩む人の助けになればと友人のすすめもあり始めてみました。